2011年12月27日

編集

お久しぶりです。KINEMICwith娯楽映画ノワール監督の林知明です。
今回の作品『GRANDE ODALISQUE』の予告編です。
よろしければご覧ください。



現在、私は自身の作品『GRANDE ODALISQUE』の編集を九割がた終えたところです。
これは個人的な見解ですが、映画を作る上で数多くある作業の中で重要な作業はたくさんありますが、『決定的な作業』はたったの二つだけだと思っています。
一つは撮影、もう一つは編集です。
極端な話ですが、この二つの作業に至るために我々は企画を練ったり、脚本を書いたり、段取りしたり、舞台装置を仕込んだりするわけです。
そして、『撮影』と『編集』には大きく違う点があります。
『撮影』という作業は実に多くの人や現象が関わりますが『編集』という作業はほとんどの場合一人か二人の少人数で行います、つまり独裁的であり偶然性の発生しにくい作業になります。
それだけに、編集をしていると疑心暗鬼に陥りがちです、
自分が全ての決定者言い換えれば全知全能者のようなものですから、自分を疑いはじめてしまいなかなか決定できずに編集が終わらないという現象がよくおこるのです。

これは、デジタル技術が発達してノンリニア編集が主流となった現在はより顕著になっていると感じます。
『アワーミュージック』において「デジタルビデオに未来はあるか?」という質問に対してJ.L.ゴダールは無言を貫き表情さえ見せませんでした。
しかし、良くも悪くも便利になったのは確かです、現在私はMacBookProと外付けハードディスクとFinalCutProという編集ソフトで作業しています。
これは一昔前までは考えられない身軽さで、より映画製作は自由になった、より多くの人々に開かれたと思います。
ただその手軽さ故に、『編集する事=決定する事』が困難になっているのかもしれません。
そういった困難さの中で「自分の答えはこうなのだ!」と半ば投げやりになってエィッと投げ出されたモノが完成された映画であり、作歌性なんだと思います。

つまり、長々となにが言いたいかと申しますと。編集する者とは『全知全能の迷える子羊』であると言う事です。

KINEMICの他の組の皆さんもそろそろ編集に差掛かっているところだと思います。
ご覧の皆さんも『全知全能の迷える子羊たち』の健闘をお祈りください。
posted by KINEMIC at 03:05| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
まだそこにハマってるの?って今鼻で笑ったそこの君!!ばかにしたらいけないよ!W大晦日の夜何かが始まるんだって!何が始まるんだろ?ワクワクだよね
Posted by モバゲー at 2011年12月30日 06:11
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