2011年10月19日

吉田勝二監督最新作試写会

ひと月まえになりますが、KINEMICの運営をサポートしていただいている映画侠区の戸田さんより、「KINEMIC with 娯楽映画」参加監督・吉田勝二さんの新作試写会感想が届いておりますので、掲載します!

吉田さんの、スタア映画も楽しみですね。

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「KINEMIC with 娯楽映画」の参加監督のお一人、吉田勝二さんの最新作0号試写会に行って来ました。
神戸映画資料館にて9月11日・日曜日の19:00からの上映開始でした。


吉田勝二さんは、「傑力珍怪映画祭」参加作品である『殻破りの儀式』という、異様な緊張感が漂う面白い作品の監督さんで、私はとてもこれを気に入っています。

いやこれ、本当に面白いんですよ!

そういうわけで、かなり無理を言って今回の企画に参加して頂きました。
無理って何?という点は、要するに今回上映の新作は


     『もういいよ』


というのですが、これがまだ完成しておらず(試写会も0号試写ですから、まだ完成していないわけです)、状況的に二本同時に抱えて、てんてこ舞い・・・・・と、そんな状況に陥りかねなかったからで、見ていると、実際、てんてこ舞いにつき、今、吉田組は一番、遅れているのかもしれません。

けれども心配はあまりしておりません。
多分、大丈夫です。

そう思っているわけですが、その思いについて、この『もういいよ』という作品は、確信を持たせてくれました。

まあまだ、音声はめちゃめちゃだったりして、完成していないのですが(ですから0号なわけです)、それでもこれは、とても感銘を受けた作品です。

詳しいことは申せませんが、妹がいて失語症の兄がいて、妹には許婚がいて、しかし両親はいないらしいと、そういう人物関係でして、なぜそういう人間関係なのか?というのは、そこが映画の重要ポイントなんだろうな!というのは皆さん予想がつかれるでしょう。

そこに相当奇妙なことも起こったりするのですが・・・・・・その奇妙なことも併せてですけれども、何と申しましょう、これは私が今回、KI NEMICに関わっている理由の大部分であるのですが、ちょっといろいろと思っていて、いろんな方々に伝えておきたいと考えているようなことがありまして、吉田さんがそれの一つをちょっと代わりに伝えてくれている部分がありまして、ありがたかったのですね。

つまりですね、隠しておきたいこと、目を背けたいこと、恥辱恥部、苛立ち、そして粉々に砕いてしまいたいこととか恐れ・不安、いろいろなことが人には過去・現在においてそれぞれあるわけですが、それは基本的に本人がそう思って、自分で自分を評価しているだけです。

しかし面白いもので、そんな言わば個人的に必死に隠している影の部分が、「世界」という観点からはどこかでどういうわけか、役立っていたりする面があります。

本人が思っている評価とは、事実は全く異なっていたりするからです。

あるいは、それを隠し持っている間は何の役にも立たないが、それを開放するときに、その人は多分、自由になるし、そしてまた、誰かを何故か、幸福にしたりする、そんなことが実は人生にはしょっちゅうあるということを、ここ数年、実感しているのですが、つまりそんなわけで「人生において、無駄なことは何一つない!」と思うのです。
それで、そのことを、吉田さんご自身は自覚されているか?不明ですが、言ってくれていたのですね。

何故、「自覚されてるか?不明ですが・・・・・」とわざわざ書くのか?と申しますと、それはそんなことを言語化してくれたわけではなくて、最後に、たくさんのエキストラを招聘して撮影された空を指差す人たちが出てくるのですが、その顔たちの良さによって、否応なくそれを教えられたと、そういう次第だからなのですね。
特に映画関係者でない方々と思われるエキストラは素晴らしかったです。

他にもいろいろと「なかなかやるな!」と思う細部もあるのですが、それは公開時にご覧頂ければ幸甚と思います。
再編集が予定されていますので、あまりいろいろと申し上げてもよろしからず。

ただ、これは付け加えておきましょうか。
今回の企画は神戸の方々の参加が多いのですが、その神戸の力をはっきり見せて頂いたという点は、非常にうれしいことでした。

ということで、KINEMIC with 娯楽映画の吉田組企画も
ここから本格始動致しますでしょう。
ご期待下さいませ。


戸田光啓@映画侠区

posted by KINEMIC at 22:27| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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